昨今の日本では花粉症は一部の人の病気ではなくなりました。
春先になると、あちらでもこちらでも何らかの花粉症の症状を訴える人を見かけます。
花粉症の症状は、鼻水とくしゃみが一般的なものですが中には熱をだして寝込む人もあります。
従来の花粉症の薬はテルフェナジンという薬が主流でしたが、この薬に心臓疾患の副作用があることが発覚して使われなくなりました。
この他の花粉症の薬がありましたが眠くなるという大きなデメリットがありました。
仕事に支障をきたすという理由で薬を飲まずにくしゃみと鼻水に耐える人も少なくなかったのです。
花粉症が国民的な症状であるにもかかわらず、その治療薬を飲めば眠くなると言うのは非常に困ったことです。
眠くならないアレグラ錠は花粉症患者には救世主のように受け入れられました。
アレグラ錠の効能
アレグラ錠の適用症はアレルギー性鼻炎、蕁麻疹、湿疹、皮膚炎、アトピー性皮膚炎などいわゆるアレルギー症状全般です。
成分はフェキイソフェナジン塩酸塩という新しいタイプの抗ヒスタミン剤です。
新タイプの抗ヒスタミン剤には眠くなる副作用がありません。
車の運転や精密機械の操作などを仕事にする人も安心して服用できる花粉症薬です。
アレグラ錠の特徴はアレルギー症状を緩和するだけではなく予防する効力もあることです。
つまり、花粉症のシーズンが近づくとアレグラ錠を服用しておくことで花粉症にならないか、なっても軽い症状ですむのです。
アレグラ錠の飲み方
アレグラ錠は7歳から服用出来るので人によっては子供の時から大人になってもお世話になる薬になります。
市販薬は一日二回の服用ですからお子様などが外出先まで携帯する必要もありません。
花粉症でアレグラ錠を飲む時にはシーズンの始めから終わりまで継続服用します。
症状が出なかったり軽かったりしたからといってシーズン途中で服用を中止するのは望ましくありません。
薬の効果で症状がおさえられている可能性が強いので服用を中止すると花粉症の症状がでることは容易に想像できます。
アレグラ錠のジェネリック商品
アレグラ錠は非常に処方される頻度が多い薬なのでジェネリック商品も数多く販売されています。
薬価が気になる場合にはジェネリック薬もためして見るといいでしょう。
ジェネリック商品の商品名はフェキソフェナジン塩酸塩です。
エルメッドエーザイ、ニプロ、ジャパンフユーチャーから発売されています。
アレグラ錠で気をつけること
アレグラ錠が胎児に与える影響はまだ確認されていません。
妊娠している人、妊娠の可能性のある人は服用を控えた方が無難です。
アレグラ錠は7歳以上の人への効果が確認されていますが、その年齢に達しない人への影響は確認されていません。
従って授乳中の女性は服用できません。
これらのことに注意すればアレグラ剤はとても有効な薬です。
花粉症のさまざまな症状を大きく緩和します。